【2020.9.11】Binance(BNB)ファンダメンタルズ分析
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仮想通貨取引所「Binance」のBNBは、4半期毎にバーンというものを実施しています。バーンとは、該当期間中(4半期)の純利益の20%分を使用して、BNBの償却をしている仕組みのことになります。
これにより、4半期毎の純利益が判明するので、ファンダメンタルズ分析的なことが可能になります。今回(2020.9.11)、Binance(BNB)の実力を確認すべくファンダメンタルズ分析を行ってみます。
この記事のポイント
- Binance(BNB)の実力とは?ファンダメンタルズ分析をしてみる
- 今後のBNB価格シナリオを考察
これまでのBNBのバーン実績
直近では、12回目の四半期BNBバーン(2020年4月から6月)が、2020年7月18日にアナウンスされています。
BNBは、総発行数が2憶枚で、1億枚になるまでバーンを実施していくことになっています。これまでに、2,400万枚近くが償却済みです。尚、市場に流通しているBNBをBinanceが4半期毎に買戻しをしているわけではなく、単純にBinanceが保有しているBNBをバーンと称して封印しているということのようなので、バーンによって直接的に買い圧力が高まることはないと思われます。実際に最近のバーン発表ではBNB価格は特に反応しません。
ここで重要なことは、Binanceの利益が大きくなってきているということです。バーン相当額(利益20%分)を5倍にして、BNB価格と比較をしたグラフが以下に示します。
2017年下期に仮想通貨バブルが一度はじけて市場全体が冷え込み、Binanceの利益もBNB価格も沈み込んではいますが、2019年4月付近からは順調に成長をしているように見受けられます。また、単純に利益とBNB価格を比較すると、現在(2020年9月11日)のBNB価格は割安という見方もできます。
財務指標
株のようなイメージで、可能な範囲でBinanceの財務指標を計算してみます。
【BNBの財務指標概算】
時価総額:1.76億枚 × $23.6 = $4,154百万 ≒ 4,400億円程度
直近1年間の利益:$938百万(※2019年7月~2020年6月末)
1BNB当たり利益(EPS):$5.32
PER:4.4 倍
「コイン=株」ではないので、単純比較はできませんが、割高になった米国ハイテク株と比較するとずっと魅力的に感じます。
今後のBNB価格に関するシナリオ
仮想通貨(ブロックチェーン)業界はまだまだ伸びる余地のあるビジネス領域であり、Binanceはその筆頭ともいえる企業です。実際に利益の増加具合からも凄まじい成長力を推し量れます。
また、BNBを保有することで、LaunchpadやStakingなどによるインカムゲインも期待できるので、今後もますますBNB需要は高まり、価格も上昇していくものと推察しています。
また、次回の第13回バーンの際には、Binanceの成長を確認するためにも今回同様のファンダメンタルズ分析をしたいと思います。
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